皆さんこんにちは!埼玉バス釣り人のウォーカーです。
さて今回は、O.S.P代表の世界のT.ナミキこと「並木敏成」さんが長年愛用するルアーを10個ご紹介したいと思います。
O.S.Pのルアーと言えば、「10イヤーズ・スタンダード」という社訓がありますよね♪それに伴い選ばれた基準は少なくとも10年、物によってはそれ以上使い込まれたルアーもあるようです!
並木さんのファンだけでなく、釣りを始めたばかりの方にも参考になるルアー達が目白押しです。
それではどーぞ♪
①ヤマセンコー(ゲーリーヤマモト)
1つ目はゲーリーヤマモトのヤマセンコーです。皆さんもお世話になった事があるのではないでしょうか。
並木さん曰く「ヤマセンコーは日本でもアメリカでも一時代を築いたワームで、日本なら3インチ、4インチが主流で、アメリカでは5インチ、6インチが良く使われる。」
「とにかくノーシンカーリグを誰が使っても簡単に投げられて、ピッチングまで出来るという点は素晴らしい。要するに針1本とヤマセンコーがあればそれだけでワームの釣りが可能になった。ある意味新しいスタイルが出来たと言っても良い。」と仰っています。
並木さんがB.A.S.Sで戦っていた時代にもスポーンの気難しいバスを釣るのに重宝したというエピソードもあるようです。ヤマセンコーは10年どころか20年選手の革命的ワームです。
②阿修羅O.S.Pルドラ130(O.S.P)
2つ目は、自社製品のルドラ130です。関東バサーの方だと霞水系の春のビッグミノーパターンでもお世話になっている方もいるのではないでしょうか。
並木さん曰く「ルドラは明らかに世界のミノープラグのレベルを数段上げた、ニューコンセプトミノーだと思う。ルアーと言うのは、重たいボディを無理くり動かそうとすると、どうしてもウォブリング主体でその動きの幅も広くなってしまう。」
「その点ルドラはまるでフローティングのバルサ製ミノーのようにキビキビと動く。それもタイトウォブルを伴ったローリング中心のアクションだ。これは世界初となる3つの重心移動ウエイトに加えて、板状のサブウエイトを装備し徹底的に低重心化を図った賜物だと思う。」と仰っています。
ルドラはバスは勿論、シーバスもぶっちぎりで10年以上釣れているO.S.Pが誇るミノーです。
③ブリッツ(O.S.P)
3つ目は自社製品のブリッツです。誰でも使える根がかりし難いクランクベイトですよね。
並木さん曰く「ブリッツはハニカムボディと基盤リップ、それからワンエイトの低重心コンセプトが特徴のシャロークランク。特に狙ったのは絶妙な浮き上がりスピードです。水深1メートルにつき約5秒で浮き上がってくるのがクランクベイトの理想の浮き上がりスピードで、スタンプなどに当たった際も、少し浮かせるだけで躱せるし、軽く根がかりしたとしてもラインを弾けばキックバックさせて外すことが出来るんです。」
「もし新しいシャロークランクを作れと言われても、ブリッツには直す点がないです。だから10年以上現役なんだと思う。クランクベイトを使う状況を広く考えた時に一番どセンターを突いているのは現在もブリッツだと思います。」と仰っています。
ブリッツは、クランクベイトの名手であるペイフォワードの北大祐(キタダイスケ)さんも愛用されているクランクベイトだけあって、プロアングラーにも支持されている点が実釣能力の高さを証明していると言えるでしょう。
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④ハイピッチャー(O.S.P)
4つ目は自社製品のハイピッチャーです。ハイピッチャーは釣れるスピナーベイトの代表格ですよね!!
並木さん曰く「日本市場において、中小型のスピナーベイトのニーズは高く、その理由もアメリカよりベイトのサイズが小さいなど、色々あると思います。そんな中小型スピナーベイトの中でもハイピッチャーはジャストサイズです。そしてブレードの回り出しもよく、スローに引いても早く巻いても、ブルブルとした振動が手元に伝わってくるので、使いやすさは最高です。」
「しかしそれ以上に主張したいのは、システムクランクベイトのようなニューコンセプトをスピナーベイトに取り入れた点です。以前のスピナーベイトはヘッドのウエイトが重くなると、それに合わせてブレードサイズまで上がっていたので、ウエイトによるレンジの使い分けが上手くいかない。そこでハイピッチャーでは全体のボリュームとブレードサイズを変えずに、ヘッドのウエイトだけを変えました。そのおかげでレンジを明確に使い分ける事が出来るようになった。」と仰っています。
ハイピッチャーは2004年にリリースされ、もうすぐで20年選手の仲間入りです。ここまで残り続けるという事は、実釣能力が高い証です。
オカッパリでは1/4オンス(7g)、3/8オンス(11g)、1/2オンス(14g)の出番が多いですよ♪
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⑤シャッドラップ(ラパラ)
5つ目はラパラの代名詞ルアーのシャッドラップです。シャッドラップはバスに限らず、ありとあらゆるフィッシュイーターに好まれる、釣れるべくして釣れ続けるバルサ製のシャッドです。
並木さん曰く「O.S.PがハニカムスーパーHPボディとか、低重心構造などを採用してきたのは、一流のバルサ製ルアーに勝とうというコンセプトなんです。ラパラはもともとバルサ製ルアーを作るメーカーであり、今もオーバー10イヤーズスタンダードと言える製品がシャッドラップです。重心移動システムは入っていないので、飛距離に関しては物足りない部分がありますが、シャッドラップは凄いルアーです。」
「アクションもタイトピッチで、本物の魚に近い動きなんですよね、本当のタイトピッチなシャッドプラグは魚に思わずスイッチを入れますね。シャッドラップ5センチは20代前半のJB時代から使っていて、アメリカでは8センチを使います。春は特に強かったです。」と仰っています。
バルサ製にしか出せないアクションが強みです。是非お試し下さい!!おかっぱりの最強バサーである川村光大郎さんも愛用していたルアーです。
⑥T.D.バイブレーション(ダイワ)
6つ目はダイワのT.Dバイブレーションです。バイブレーションの名作中の名作です。
並木さん曰く「T.D.バイブが世に出始めた時は、琵琶湖にしても霞ケ浦にしても他のバイブを明らかに上回る釣果が出ました。その後、アメリカに渡ってもアメリカではラトルトラップとかラトルスポットくらいしかなくて、T.D.バイブはその一段下のレンジを引けた。それに加えてはっきりとした強いバイブレーションとサウンドを出し、明らかに釣り勝てるルアーでした。」
「今でも使っていて、日本だったら池や、琵琶湖。アメリカではマストですね。春のウィードレイクではバイブレーションがメインパターンだから、僕は初期の107Sが一番好きです。恐らく3桁はストック持っていますね。」と仰っています。
T.D.バイブレーションは基本的に投げて巻くだけという使い方になるので誰でも平等に同じアクションが出てくれます。またダイワ製品の為、値段が他のメーカーと比べると安く購入しやすいです。サイズやサウンドにバリエーションがあり選べるので釣り場に合わせて選んでも良いですね。
⑦ドライブスティック(O.S.P)
7つ目は自社製品のドライブスティックです。2010年にリリースされ今も釣れ続ける凄いワームです。
並木さん曰く「ドライブスティックはワームの上半分と下半分の塩の含有率を変えることによって、ノーシンカーでフォールさせたとき、自発的にローリングするようにしました。これは世界初のコンセプトです。ヤマセンコーやイモグラブもフォール中にアクションするけれどあれはバイブレーションに近い動き出し、素材も均一なので別物です。」
「ドライブスティックはバックスライドセッティングでめちゃめちゃ釣りました。特に霞ケ浦では今もトーナメントのウイニングパターンになっています。最強のメソッドの一つですね。チャターのトレーラーとしても人気があって、素晴らしい泳ぎを見せます。リリースしてから10年の間で様々な使い方が開拓されたワームだと思う。」と仰っています。
ドライブスティックはサイズ展開も豊富で、釣りを始めたばかりの方にも非常に使いやすいワームになっています。オフセットフックで使用するので根がかりも少ないし、とにかく釣れる!!ラージマウスバスだけでなくスモールマウスにも人気ですよ。
⑧バジンクランク(O.S.P)
8つ目は自社製品のバジンクランクです。バジンクランクはトップウォータークランクという新たなジャンルを築いたパイオニアモデルです。
並木さん曰く「バジンクランクはO.S.Pが世に出した最初のルアーですので、今年は21年目を迎えるわけですね(2021年現在)。勿論今でも使っています。20年選手です。ただし、現在の日本においては発売当初のようにただ巻くだけでバスがポーンと食ってくる率は減りました。最近のメジャーレイクは、虫ルアーとかでネチネチやらないと口を使ってくれない状況は少なくないです。それでも川とか池とかに行くと、良く動くルアーはやっぱりまだ釣れる。バジンクランクはそんな場所では今でも面白いほど釣れますよ。」
「発売したころはジャッカルの加藤さんに褒められました。それは単純に泳ぎではなく、フック絡みを防止する構造とか、コンセプトの部分でしょう。そんな意味でもバジンクランクは僕の自慢です。」と仰っています。
⑨ドライブクローラー(O.S.P)
9つ目は自社製品のドライブクローラーです。釣れるストレートワームの代表格です。
並木さん曰く「自発的に動くストレートワームとしては、間違いなくトップレベルですね。ワッキーにセットして、ただ落としただけでこれだけきれいに動くのはドライブクローラーが一番じゃないかな。アメリカでポストスポーンのシーズンになると、今やみんなワッキーリグを投げる時代なんです。そんな中でドライブクローラーを使うと本当に釣り勝てる。アメリカのプロが使うストレートワームは基本フォール中には動かないので。例えアメリカのプロが流したエリアであっても、ドライブクローラーを投げると本当に釣れるんですよ。僕は数年前にB.A.S.Sのオープンに参加した際に、それを体験してドライブクローラーは本当に凄いなと思いましたね。」と仰っています。
ドライブクローラーはネコリグ、ワッキーリグ、ダウンショットなどあらゆるリグに対応しています。オカッパリでは1つ持っていると非常に重宝するワームです。サイズ展開も豊富ですのでフィールドの規模によってサイズをアジャストさせて下さい。
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⑩ドライブクロー(O.S.P)
最後の商品は自社製品のドライブクローです。ドライブクローはバスだけでなくソルトでも釣れるクローワームです。
並木さん曰く「ドライブクローが登場して以降、逆手とリアリティのある太めのはさみのクローワームって、様々なメーカーから出てきたと思います。このワームはそれだけ先を行ってたんじゃないかな?フォール中は水を相当かき回しながら落ちていく。例えライトテキサスなどで、フォールスピードが遅くてもしっかりアクションしてくれます。ウルトラバイブスピードクローとかベビーブラッシュホグなど、クローワームにはほかにも名作があると思います。でも、ハサミだけでなく逆手になった足までパタパタ動くのはドライブクローだけだった。」
「本当に糸をたるませながらナチュラルフォールさせるだけで、綺麗に泳いでくれるからバスが違和感を抱かずに食ってくる。ラバージグとの相性もばっちりだし、発売後10年以上たった今でも相変わらず釣れますね。」と仰っています。
クロー系ワームで迷ったらドライブクローを選べば間違い無し。見た目は本当にザリガニそのものですし、フォール中のハサミのアクションを一度見ればその威力に気付くはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?並木敏成さんが長年愛用されているルアーをまとめました。ずーっと残り続けるルアーは、やはりそれだけ釣れるという事ですし、なによりプロが長年愛用するという事がそのルアーの評価だと思います。
本記事をご覧になった方の中で、今回紹介した並木さんが愛用されているルアーを使った事がない方は是非試しに使ってみて下さい。
それではまた♪